なるほど豆知識Vol.9 「正月飾りの決まりごとを知りたい!」

なるほど豆知識

 

2009.12    vol.9   正月飾りの決まりごとを知りたい!

 

新しい年は、幸せいっぱいのすてきな一年にしたいですね。
そんな新年のスタートに欠かせないのが正月飾り。
決まりごとを知って、福をたっぷり招きましょう!!
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syogatu1    飾りつけは
12月28日までに行うのが望ましい

正月飾りは、新しい年の神様(年神様)を迎えるためのもの。現在はクリスマスとの兼ね合いもあり、26日以降に飾り付けるのが一般的です。

ただし、29日は、「苦待つ」といわれ縁起が悪く、31日は「一夜飾り」といい、神様に対して誠意がないとされます。28日までに飾るのが望ましいのですが、どうしてもできなければ30日に。

門松・しめ飾り
 門松は門に、

   しめ飾りは玄関ドアに飾って

門松は神様が空から降りるために目標とするものと考えられ、門の左右にあしらいます。しめ飾りは神様を迎えられる清浄な場所ということを示すために、玄関ドアの正面につるすのがならわしです。

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 破魔矢 
できるだけ

高いところに飾って
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神社で購入した破魔矢は、どこに飾るべきか迷うもの。昔の人は、神棚に置いたり、はりに置いたりしていました。
これは神様を敬う気持ちを込め、見上げて拝んでいたため。ですから、目線より上で、できるだけ高い位置に飾るようにするとよいでしょう。
  正月飾り 

   松の内まで飾ったら

 近くの神社に納めて

元日から7日までの「松の内」と呼ばれる期間を過ぎたら、正月飾りは近所の神社に納めます。

無造作にそのままゴミに出してしまうのは、避けたいもの。

どうしても近くに神社がない場合は、小さく切り、丁寧に新聞紙などに包んでから処分するとよいでしょう。

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鏡もち 

 家族が集まる居間

  などに置くとよい

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神様への最高のお供え物とされる鏡もちは、本来床の間に飾りますが、ない場合は家族が集まる居間などに。
「三方」という台に半紙を前方と両側にたらして敷き、昆布や裏白、ゆずり葉をのせた上にもちを重ね、その上にダイダイをのせるのが一般的ですが、半紙の上にもちだけを飾る略式でもOK。