なるほど豆知識
2014.8 vol.16 花火鑑賞が楽しくなる豆知識!第2弾 !!
お待たせいたしました。
花火鑑賞がもっと楽しくなる豆知識第2弾!
さっそくご紹介していきます♪
●花火のルーツはイタリア!?● |
花火のルーツは「狼煙(のろし)」だと伝えられています。
しかし、現代のような色鮮やかな花火はルネサンスが興った 14世紀のイタリアで、キリスト教の行事にあわせた見せ物 として始まったと言われています。 日本には安土桃山時代の後期、天正17年(1589年) 7月に伊達正宗が花火を鑑賞したという記録が残っています。 |
その後、江戸時代の慶長18年(1613年)8月に
イギリス国王のジェームス1世の使者が、現在の静岡県に あった駿府城を訪れた際に、徳川家康に花火を見せたのを きっかけに、日本全国の諸大名を通じて広まったそうです。 |
●図形や絵の花火は、明治期からあった!?● |
最近、スマイルマークのような顔やマークなどが 浮かび上がる花火を見かけます。 これは前回紹介しました「型物(かたもの)」の一種で、 花火が開くと図形や絵が浮かび上がるように作られています。 最近できた花火のように思われますが、 その製造方法は明治期には確立していたと言われており、 当時は「丸に十字(薩摩藩の家紋)」などが 打ち上げられたことがあるそうです。 この図形は一方向(平面的)にしか開かないので、 観客に向かって正面に上がるようにするのが 打ち上げのコツだそうです。 |
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蝶々のように広がる型物
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土星のような輪を表現する型物
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●花火の色は何で決まる?● |
花火は使われている火薬の燃焼温度が高いほど明るく光ります。
そして色は「色火剤」が燃えることで発色します。
学校で「炎色反応(えんしょうはんのう)」という実験を
したことを覚えていますか?
金属片や金属粉を燃やすことで発生する炎の色で、
含まれている金属元素を確かめる実験です。
花火の色は炎色反応の原理を応用して作られています。
たとえば、赤系なら「炭酸ストロンチウム」
青系なら「酸化銅」などが使われています。
星くずのようにキラキラと光るのは「アルミ」
金色に輝く花火には「チタニウム」などが使われています。
これらの色火剤を組み合わせることで、多様な色を作り出しています。
最近の流行はミントグリーンやパステルピンクなど、
淡い色が登場しており、新作花火で使われています。
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8月に入り、お祭りもより一層盛り上がってまいりました。
そこで、夏には欠かせない盆踊りについて紹介したいとおもいます!
●そもそもお盆ってなに?● |
お盆は本来、祖先の精霊(しょうりょう)をお迎えして、
供物をささげるための「器」を意味していました。 今にいたっては、一般に毎年8月13日から15日 (地域によっては7月)の3日間に全国各地で行われる、 祖先の精霊を祭る行事を指します。 一年の折り返し時期に当たる夏のお盆には、 祖先の精霊を迎えて交流し、田畑の農作を祈ったり、 家族の健康を願ったりして過ごすのが 古くからの習わしでした。こうした祖先の霊魂を 信仰する儀礼は、仏教信仰が普及する以前から 広く行われており、平安時代末期から鎌倉時代初期ごろ には、神仏習合して各地の村や寺社で行われるように なったそうです。 |
盆踊りは、いつ、なぜ始まったの?
●宗教的な儀式から、民衆娯楽へ姿を変えた盆踊り● |
■源流は一遍上人の「踊り念仏」(平安時代末期~鎌倉時代)
鎌倉・光触寺の 一遍上人像 |
盆踊りは、仏教の一派である時宗の開祖である一遍上人が
生み出し、信仰儀礼として広めていった「踊り念仏」が 1つの起源とされています。手を合わせて「南無阿弥陀仏」と 唱えながら、飛んだり跳ねたりする踊りでした。集団で踊ると、 やがて恍惚感に満ちて、世俗や自己の苦しみから解き放たれる 快感がもたらされます。信仰者たちは、その恍惚感のなかで 仏の姿を見ながら、救済や極楽従生を願ったのです。 一遍上人が、全国各地を旅しながら説法して回ったのに ともない、この踊り念仏も広がっていきました。
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■「踊り念仏」から「念仏踊り」へ(室町時代~江戸時代、そして現代へ)
全国各地に広まっていった踊り念仏ですが、
一遍上人が亡くなり、室町時代の半ばごろになると、 次第に”踊り”に重点が置かれるようになりました。 信仰儀礼ではなく、芸能として楽しまれるようになり、 やがて「念仏踊り」へと発展します。 安土桃山から江戸時代はじめには、きらびやかな演出による 念仏踊りを披露する集団が、いくとも現れるようになりました。 歌舞伎踊りの創始者と言われる出雲のお国も、 そうした集団で踊る演者の1人でした。念仏踊りは、時代を経て、 信仰的な意味合いを残す盆踊りのほか、一方では、 出雲のお国をはじめとする歌舞伎者たちによって、 芸能として人々を魅了する歌舞伎踊りへと展開し、 現在の歌舞伎にいたります。 |
四条大橋の出雲の お国像 |
☆●☆●☆●☆●☆●☆お知らせ☆●☆●☆●☆●☆●☆● 第56回植田納涼 がんばっぺ!うえだ 市民盆踊り大会 日時:8月15日・16日 午後6時より 場所:植田駅前(常磐交通バスターミナル内) ○ 植田おはやし会 |