なるほど豆知識vol.20「冬の静電気対策②~車編~」

なるほど豆知識

 

2014.11 vol.20 冬の静電気対策②~車編~ 

 

 非常に静電気の起こりやすいのが車です。冬は特に悩まされますが、

冬に限らず他の時期でも静電気が起こり、車の乗り降りの時に「バチッ」ときますね。

カー用品店に行くと、静電気防止用のグッズが売っていたりしますが、

今回は、そういったグッズを使わずに簡単にできる車の静電気防止対策をご紹介します。

 服装で静電気を防止する! 

 車で静電気が発生する主な原因はシートの背もたれと

服の摩擦によるものです。そこで、車の静電気防止には、

「シート」「服」の素材が重要です。

 先ほどと似たような表ですが、

分かりやすく例を載せてみました。

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この表は上に行くほど「+」に帯電しやすく、

    下に行くほど「-」に帯電しやすくなります。

 この表を参考に考えてみましょう♪

 

 車のシートが布張りであれば、素材はポリエステル繊維である場合がほとんどです。

なので、着る服を「-」に帯電しやすい素材のモノであれば静電気が防止できます。

 例えば、スーツを着て車に乗った場合、スーツの素材の多くはウールですので、

「+」に帯電しやすくなる素材です。

したがって、静電気が起きやすくなるわけです。

          ↓ 改善策

もし、スーツ姿で車に乗るのでしたら、

   スーツの上着を脱いで乗ることをお勧めします。

ワイシャツやブラウスの素材はポリエステルと綿の混紡である場合がほとんどです。

同じポリエステルのシートを着ている時はスーツとワイシャツや

ブラウスの組み合せ自体が静電気の起こりやすい組み合わせなのです。 

車を降りる際に静電気を防止する!

    車を降りるとき、よく「バチッ」ときますね。

 実は、降り方によって静電気による放電が

              起きにくくなります!

 その方法とは…

車から降りるときに、

地面へ足を付ける前に、車のボディなどの金属部に触れる!

 そうすることにより、「+」の電気を帯びた身体に、

ゆっくりと「-」の電気が補われ、放電しにくくなります。

 車から降りるときには、意識して降りてみてください。

open door
key 車に乗る際に静電気を防止する!

 車に乗ろうとして、ドアノブに手をかけた瞬間にも

よく「バチッ」ときますね。

 この瞬間の静電気にも対策があります。

その方法とは…

  ドアノブを手で触れる前に、キーなどの金属を握って、

その先をドアノブに触れて放電させる。

放電をさせたことにより、もう静電気は起こりません。

POINT~

  この方法を行う際、キーをしっかり握っておかないと、

指とキーの間で放電してしまい、痛みを感じてしまう

ので注意してください。

 

暮らしのおもしろ豆知識 より