なるほど豆知識
2015.7 vol.28 意外と知らない金魚の豆知識!
梅雨に入り、暑さも少しずつ増していきます。夏といえばお祭り!お祭りには出店が付き物。出店のなかでも、涼しげで美しい「金魚すくい」。今回はそんな「金魚すくい」と「金魚」についてご紹介していきます。
金魚の歴史~金魚は古くからのお友達~
金魚の原産地は中国で、西暦3~4世紀頃、突然変異
した黄赤色のフナがとれ、これが「金魚」という名前の 起源となったそうです。約1500~1600年前の中国では、 もうすでに飼育されており、その美しさに惹きつけられた 人々が、新たな変種同士を交配させながら、長い年月を かけ様々な品種が生み出されました。日本へは室町時代、 文亀2年(1502年)に現在の大阪府堺市に渡来しました。 当時はとっても貴重な魚で、ごく一部の上流階級の家庭に しか出回りませんでした。しかし江戸時代も後期になると 養殖が盛んになり、一般の町民たちの間で飼育される ようになりました。その後、さらに長い年月をかけながら 日本人好みに改良され、今では実に様々な金魚がいます。 |
金魚の系統図
金魚の系統は、主に「突然変異による変化」と「交雑による改良」の2つの改良の
歴史があります。
「金魚すくい」のコツ
金魚をすくう道具のことを「ポイ」といいます。
ポイには紙のものとウエハースのものがありますが、 紙のものがおすすめです。 お店を見つけたら、まずは作戦をたてましょう。 今回の金魚すくいでは、 たくさんの金魚をすくいたい! →水面近くの小さなおとなしい金魚をねらう。 お家でしっかりと飼育したい! →すぐに破れるのも覚悟で、元気な金魚をねらう。 |
①ポイの裏と表を確認する ポイを水につける前に、ポイの表と裏を確認します。 紙がはってある方が表で、金魚をすくうのは表側で すくいます。裏だと、破れやすくなります。 |
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②まずはポイの全面を水につける ポイは一度全面をぬらした方が破れにくくなります。 よく、ポイの少しの部分だけを水につけてすくう人が いますが、これだとぬれている部分とぬれていない 部分の境目が、破れやすくなります。 |
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③ポイをななめにして水に入れる 紙の面に、なるべく水の力が加わらないようにします。 ポイを水の中に入れる時と出す時は、斜めから出し入れ するのを心がけましょう。金魚を紙の上にのせても あわてないで、紙の上に水が残らないよう、ゆっくり 斜めに引き上げましょう。 |
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④水の中ではなるべく水平移動で これも、紙にかかる水の力をへらすためのコツです。 水の中では、なるべく水面と平行にポイを動かすことが ポイント。 |
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⑤金魚を追いかけない ついつい金魚を追いかけてしまいますが、上手な人は 金魚の動きを読んで、無理なくすくえるところに くるまで、じっと待ちます。金魚をおどかさないで、 なるべく自然に接することが肝心です。 |
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⑥金魚の上半身をのせる 金魚は尻尾からではなく、頭の方から迎えに行きま しょう。このとき、なるべく尻尾を紙の上にのせない ようにします。金魚があばれて、尻尾で紙を破ること があるからです。 |
ジェックス株式会社「金魚 飼い方 飼育用品 カルキ抜き 色揚げ エサ
|金魚元気 金魚の歴史と系統図 より