なるほど豆知識vol.47「疲れのとれる入浴法!」

なるほど豆知識

2017.4 vol.47 疲れのとれる入浴法

 毎日の生活のなかで、多くの人が親しんでいる“お風呂タイム”ですが、この時間を上手に活用することで、日々の疲れや不調を改善できます。特に日本人にとって、お風呂は生活の一部。わざわざマッサージに出かける時間や費用を使わなくても、簡単に、リーズナブルに疲れを解消できるとなれば、こんなにうれしいことはありません!自分の疲れに合った入浴法を実践して、身体をリフレッシュさせましょう!

 

       ~立ち仕事、外回りで足がクタクタ~
        足の疲れを取る入浴法!

 疲労を回復させるために大切なのは、「栄養」を摂取することと「休息」をとることのふたつです。栄養は、良質なものを摂ることはもちろんですが、一番大事なのは、その栄養を身体の隅々まで届けること。すなわち、栄養を届ける血液をスムーズに流すことが大切です。

☆★足の疲れを取る入浴法★☆

 特に足の疲労を感じている方は39度(冬場は40度)のぬるめのお湯に15分ほど浸かるとよいでしょう。血液は、心臓を出発して全身を巡り、再び心臓に戻ってくるまで約1分かかる、と言われています。つまり、15分間湯船に浸かると、温まった血液が15回循環するということ。これだけ循環させれば足の先までしっかりと温まります。

 冬場のバスルームは寒いことも多いため、事前に湯船のフタを開けたり、足元にお湯をまいてから入るなどの工夫をして、身体への負担を軽減しましょう。

 

~デスクワークで肩も腰もガチガチ~
上半身のコリ疲れを解消する入浴法!

 お風呂は長時間パソコンを使う方や、椅子に座りっぱなしで肩や腰が凝り固まってしまっている方にも、高い効果を発揮します。

☆★上半身のコリに効く入浴法★☆

 凝り固まった肩や腰をほぐすためには、多めの湯量のバスタブに身体を肩まで浸け、全身を温めることが重要です。やや熱め(約41度)のお湯に10分間入ると全身がポカポカになるのでオススメですが、炭酸ガス系の入浴剤を入れると更なる効果を得られます。お湯に溶け込んだ炭酸ガスが温浴効果を高め、末梢の血管を拡張し、血流を促してくれるのです。
 できれば、入浴中に、肩の上げ下げや、座ったまま上半身を左右に動かして腰をほぐすなどの軽いストレッチを加えると、より効果がアップします。

 

~パソコン作業や携帯操作による眼精疲労~
目の疲れをすっきり解消する入浴法!

 パソコンだけでなく、最近は電車でも携帯電話の小さな文字を凝視している方をよく見かけます。画面を見続けていると、知らないうちに眼精疲労が蓄積し筋肉も凝り固まってしまいます。目の疲れもお風呂でしっかりと解消しましょう。

☆★目の疲れを解消する入浴法★☆

 目の周りの緊張した筋肉を柔らかくほぐすには、とにかく温めることが肝要です。バスタブに浸かっていれば全身は温まるのですが、首から上はお湯に浸けることもないので、なかなか温まりにくいもの。できれば小さなフェイスタオルをお湯に浸してから堅く絞り、まぶたの上に乗せてみてください。手作りのホットアイマスクで目の周りが温まり、筋肉がフッとほぐれていくのがわかるとおもいます。タオルを湯船に浸けるのに抵抗がある方は、温めた手のひらを、目の上から当てるだけでも効果があります。

 

 

~足浴よりも簡単で、温め効果も絶大!~
「手浴」で温かい血液を循環させよう

 今では誰もが知っている「足浴」ですが、皆さんは「手浴」をご存知ですか?洗面器にお湯をはって両手を入れるだけの「手浴」は、足浴に比べて準備も後片付けもラクですし、場所を選ばずにできるのが利点です。
 手浴をおすすめする理由は、足よりも心臓に近い手を温めることで、足浴よりも早く「温かい血液」を心臓へ届けられるからです。体調を崩してお風呂に入れない時、忙しくて時間のない時などに試してください。

 

 

ネオス株式会社:Karada Manager   より