なるほど豆知識vol.51「ぐっすり眠れる!お風呂の入り方」

 

なるほど豆知識

2017.8 vol.51 ぐっすり眠れる!お風呂の入り方
 みなさん、きちんと睡眠はとれていますか?人間にとって「睡眠」はとても大切です。今回は、ぐっすり眠れるお風呂の入り方をご紹介します。

     人間が「睡眠」を必要とする理由

 

Ⅰ.脳と体を休める

 「睡眠中に脳と体を休息させる」これが一番重要な眠る理由です。体をよく動かした人も、座ったり横になって休むことである程度の回復が可能ですが、体を休めても脳は起きている間休むことができないのです。「脳と体の休息」の唯一の方法が睡眠というわけです。

Ⅱ.ストレスの解消

 「今日はイライラすることの連続だった」という日は誰にでも訪れます。そんな時に”寝たら頭がスッキリした”こんな経験も多くの人があると思います。ストレスを感じてイライラしやすいのは、脳が疲れている状態。睡眠によって「脳の疲れ」をとってあげることでリセットできます。休む必要のある「脳と体」の関係上、夜更かしして暴飲暴食するよりも、睡眠をとることが最も効果的なストレス解消法と言えます。

 

Ⅲ.身体の成長

 広く知られていることですが、睡眠中は「成長ホルモン」が分泌されます。子どもの身体がどんどん大きくなっている成長期には、十分な睡眠によって多くの成長ホルモンが得られます。
また、「成長ホルモン」は大人にとっても大切。
睡眠中に分泌される成長ホルモンによって、新陳代謝が活発になる脂肪燃焼効果など大人も見過ごせない効果を発揮してくれます。

 

     ぐっすり眠れるお風呂の入り方

 

入浴は睡眠の一時間以上前に!

 人は体温が下がり始めた時に眠気に誘われ、自然な眠りにつくことができます。就寝時間の一時間以上前に入浴して体温を上げておくと眠気も伴い、熟睡できます。入浴によって1℃上がった体温が、1℃下がることで得られる特別な睡眠を深睡眠と言います。深睡眠は脳のクーラーとなり脳を冷やして休ませる働きがあります。

 

食事直後の入浴は避ける!

 食後は食べた物を消化するために内臓に血液が集まっています。このときにお風呂に入ってしまうと、せっかく集まった血液を全身に回してしまうことになり、体が戦闘状態、緊張状態になってしまうのです。これではゆっくりリラックスして快眠などできません。

 

ぬるめのお湯

 副交感神経が優位になる37~39℃の温度、水位はみぞおちくらいのお湯に15~20分ほど浸かっていると汗が出てきます。お湯の適温は、体質や季節、浴室の温度などで、各自息苦しさや寒さを感じないように調節しましょう。半身浴が目安です。

 

リラックスできる工夫

 15~20分程度浸かっているのは退屈と思うかもしれませんが、一番の目的はリラックスですから、楽しく過ごせる工夫をしましょう。濡れても良い雑誌や文庫本を持ち込んだり、音楽を聴いたり、バスタイムを楽しみましょう。

 

インテリアとアロマ

 浴室を最高のリラックスルームにするために気を使いたいものです。自分の気に入っている入浴剤、浴室小物、香りで揃えておくとリラクゼーション効果はさらに高まってきます。

 

快眠のための睡眠研究所:人間が毎日「睡眠」を必要とする3つの理由  より