なるほど豆知識vol.73「お家でストレス解消②」

なるほど豆知識

2020.6 vol.73 お家でストレス解消②

 今回はストレス解消に効果のある食品をご紹介します。毎食とまではいかなくても、まずは朝食だけにでも取り入れてみましょう。朝食を食べることで、一日の血糖値はいい状態をキープでき、血糖値の急激な変動によるストレスも緩和できます。

 

ストレス解消に効果的な食品・食材

 

柑橘系のくだもの 栄養素:  ビタミンC

 

 とくに、レモン・グレープフルーツ・オレンジなどがおすすめです。

 過去にイタリアの植物誘導研究所長であるパウロ・ロベスティがイタリアにある柑橘系の精油とその加工品が、精神病や神経症に効果があると発表しています。

 日本人には、冬になると「みかん」を食べる習慣がありますが、一説によると、みかんの皮をむいたときに放たれる香りによって、脳が沈静化されるため、うつ病の予防に効果的だといわれています。

 また、気持ちを落ち着ける紅茶に「アールグレイ」というものがありますが、これも普通の紅茶にベルガモットという柑橘系のくだものの皮を入れたのが始まりです。

 柑橘系のくだものは、食べる前の皮むきのときから、脳へ香りを届けてリラックスさせてくれます。

 

 いちご  栄養素:  ビタミンC,B1

 

神経の興奮を穏やかにしてくれる働きがあります。

 

 

 バナナ  栄養素:  トリプトアン,ビタミンB1,マグネシウム
 

 幸せホルモンのセロトニンを生成し、脳や神経の興奮が和らげられるので、ストレス解消に効果を発揮します。

 

 

 アボカド  栄養素:  ビタミンC,ビタミンE,マグネシウム
 

 ストレスに対応するホルモンを生成するのを助けます。ストレスを受けた心と体を癒し、神経の興奮を穏やかにしてくれます。

 

 

アーモンド・クルミ

 

栄養素:アーモンド  ビタミンE,カルシウム,マグネシウム
栄養素:クルミ      ビタミンB1,ビタミンE,マグネシウム,トリプトアン

 

 イライラしやすいストレスには、とくにアーモンド・クルミが効果的です。

 クルミには、幸せホルモンのセロトニンを作るトリプトファンも含まれているので、ストレス解消に効果があるだけでなく、気持ちも上げてくれます。食べた時のカリッとした食感も、さらにストレスを緩和してくれます。

 人は、ストレスを感じると固いものを噛みたくなる習性をもっているため、イライラするようなストレスの場合は、歯ごたえのあるものを食べると、よりリフレッシュ効果が得られることを覚えておきましょう。

 

 

 納豆  栄養素:  ビタミンB1,ビタミンE,カルシウム,マグネシウム

 

 脳や神経を常に穏やかにしてくれる効果があります。

 さらに、女性にはうれしいイソフラボンが豊富なため、ホルモンバランスの乱れによるストレスにも効果絶大です。

 

 

ブロッコリー 栄養素:  ビタミンC,ビタミンE

 

 ビタミンCはすっぱいものに含まれているイメージがあるので、少し以外かもしれません。

 近年の研究で、ブロッコリーには「がん」を抑制する働きのはか、ストレスを緩和し、うつ病を抑える働きがあるといわれています。

 

 

 卵 

 

 卵は栄養の宝庫!ビタミンC以外の栄養素がほとんど含まれているため、完全栄養食品といわれています。

 卵を摂るだけでストレスに対処するホルモンが生成されて、脳や神経までも鎮静化するので、ストレスに強い心と身体をつくるのに卵はもってこいなのです。

 

 

 

 ゴマ  栄養素:  ビタミンE,カルシウム,マグネシウム,トリプトファン

 

 ゴマには神経系を落ち着けるだけでなく、幸せな気持ちをもたらしてくれる効果もあります。

 

 

チョコレート 栄養素:  ポリフェノール

 

 リラックス効果があり、ストレス解消に役立ちます。加えて、セロトニンの働きを助ける効果もあります。

 

 

セレンディビティ:ストレス解消に効果的な食べ物、飲み物、栄養素まとめ  より