なるほど豆知識
2016.8 vol.41 「和食」のいいところ!
ユネスコ無形文化遺産にも登録された「和食」。
今回は世界中が注目する「和食の素晴らしさ」を改めておさらいしたいと思います。
和食のメリット
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主食・主菜・副菜が揃っていて、栄養バランスが良い![]() ![]() ![]() 三菜はご飯をおいしく食べるための副菜で、 こうして考えると数多くの品目を取っていることに 気づきます。また、汁物は食べ過ぎを防ぐことが できるメリットもあります。 |
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低脂肪&低カロリー
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素材の良さを活かした薄口の味付け
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和食のおいしさのひとつに、“旨味”があります。昆布や鰹節で
とった出汁を使い、煮物や汁物などさまざまな料理に活用されますが、 奥行きのある味を生むだけでなく使う調味料を減らせるというメリット もあります。 |
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生の食材を食べる
生で食べるのが一番です。生の魚をそのまま 切って刺身にするのも、和食独特の文化と 言えるでしょう。また、馬肉を薄く切って 生で食べる馬刺も日本料理のひとつ。 生卵なども海外ではほとんど食べられること はないようです。 |
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発酵食品が豊富
調味料ですが、これらは免疫力や消化能力 などを高めるために有効な“発酵食品”です。 炭水化物の消化を促すための酵素を豊富に 含むため、和食には欠かせないものと言えます。 |
食事にまつわる「身土不二(しんどふじ)」とは
四季に恵まれた日本には、季節に応じた旬の食べ物や、
東西に延びた自然豊かな土地にそれぞれの特産物があります。 薬膳に身土不二という言葉がありますが、生まれ育った 土地に実った食物を食べることで、健康を保つことが できるという考え方を指します。寒冷な北日本では体を 温める食材が、温暖な南日本では体を冷やす食材が地域の 特産物となっているものが多くあります。厳しい冬の あいだに食べ物を保存する技術が発達した東北では塩の 使用が多く、西南では高温多湿な夏季の気候のもとで 食材の腐敗を防止するために酢の使用が多いのも、 それぞれの土地に合った知恵のひとつと言えます。 |
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和食の代表的な食材
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〈納豆〉 |
その強烈なにおいから、好き嫌いがはっきりとわかれてしまう
納豆。日本の中でも、関西の人にはあまり馴染みのない食材と いうことですが、「肌がキレイになる」「動脈硬化を予防する」 「免疫力を高める」などさまざまな効果があります。 発酵食品のひとつで、整腸作用により体の中からキレイにして くれる万能食材です。 |
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〈お米〉 |
日本食の主食である“米”。エネルギーの元となる炭水化物は
もちろん、ビタミンやミネラル、食物繊維など豊富な栄養素が 含まれています。また、表面を削り取る前の玄米はさらに優れた 栄養素を持ち、白米に比べ噛みごたえがあることから、満腹感が 得られアゴの筋肉も鍛えられるなど良いこと尽くし!糖質制限 ダイエットなどでご飯を食べない人も増えているようですが、 極端な食事制限は健康的とは言えないでしょう。 |
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〈海藻〉 |
わかめや昆布をはじめとした海藻類も和食には欠かせない食材
のひとつ。多くのミネラルを含み、栄養価的にも積極的に取り 入れたいものです。これほど海藻を食べるのは世界的に見ても 日本人くらいらしく、もし海藻が苦手だという場合には、料理の 出汁として使ってみてはいかがでしょうか。 |
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〈梅干し〉 |
特に女性にとってうれしい効果の多い梅干し。整腸作用により
便秘の解消に役立ち、結果として肌荒れを防ぐことにもつながり ます。疲労回復効果もあるため、1日1個食べるようにすると 毎日を元気に過ごすことができるでしょう。 |
健康に良い和食メニュー
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〈酢の物〉 |
生野菜ももちろん体にいいですが、ドレッシングなどをかけて
しまうとカロリーも高くなりがち。その点、酢の物であれば そのまま食べることができます。お酢には疲労回復効果のほか、 むくみをとってくれる効果もあり女性にはうれしい食材。 茹でたささみなどを加えれば味のバリエーションも増やすことが できます。 |
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〈みそ汁〉 |
多くのメリットをもたらしてくれる発酵食品の味噌を使った
みそ汁は、和食を代表するメニュー。最近ではスムージーや ヨーグルトなども人気ですが、冷たいことで体を冷やしてしまう こともあります。その点みそ汁であれば体の中から温めることが できますし、野菜や海藻、キノコ類などさまざまな食材を一緒に 取ることもできるため体を満足させられるでしょう。 |
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〈焼き鮭〉 |
“スーパーアンチエイジングフード”とも言われる鮭。鮭の
赤い身に含まれる「アスタキサンチン」には抗酸化作用があり、 細胞の老化を予防・遅らせ、健康や美容に効果があります。 また、オメガ3脂肪酸は中性脂肪を減らす働きがあり、頭皮を 健康的に保つためにも効果的と言われています。皮ごと食べる ことでコラーゲンも摂取することができるので、丸ごと食べて みてはいかがでしょうか。 |
株式会社ビッグリボン:パピマミ コラム より