なるほど豆知識
2016.4 vol.37 おにぎりと厚焼き玉子の作り方をマスターしよう!
4月に入り、少しずつ暖かい日が増えてきました。天気のいい日には
外でお弁当もいいかもしれません。 今回は、お弁当の定番「おにぎり」と「厚焼き卵」を見栄えよくする ための、基本的な作り方をご紹介します。 |
おにぎりを形よくにぎりたい!
POINT ★おにぎりはにぎるときの力加減が大切
おにぎりを形よくにぎるには、まとまりやすい炊きたてのご飯を
使って、適度な力加減でリズミカルににぎるのがコツ。ご飯を手の 上で転がしながら、表面はしっかり形をつくり、中はふんわり、 米の粒をつぶさない程度の力でにぎります。形を意識するあまり、 何度もにぎりすぎてしまうと、お米の粒をつぶしてしまうので 注意しましょう。 |
にぎり方 |
①手に水をつけ、塩を3本指の先の腹につく程度取り、手のひらでこすり合わせ、なじませる。 ②ご飯を手に取り、真ん中をくぼませて具を入れ、包み込むようにして軽くまとめる。 ③片手は指を折り、手のひらで底辺をつくり、厚みを決め、もう一方の手は、くの字に折り曲げて山をつくる。山ごとに回転させながらにぎる。 ④粗熱が取れたら温かいうちにのりを巻く。
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三角形おにぎり*厚みを決めてからにぎる
きれいな三角形にするには、厚みを決めることが大事。ご飯を手に取って具を包み 込んだら、まずは軽くまとめます。下になるほうの手の指を折り曲げ、手のひらとの 幅で厚みを決めましょう。また、厚みを一定にするには、下になるほうの4本の指に 軽く力を入れて、ご飯をしっかり押さえるのがポイントです。 |
丸いおにぎり*ラップでにぎるとラク
きれいな丸い形に仕上げたい場合は、ラップを活用するのが おすすめ。好みの量のご飯をラップで包み、真ん中に具を入れたら、 一度茶きん形に絞ってまとめ、丸の形をつくる。でき上がったら ラップをはがし、最後に手水と塩をつけた手でにぎるのを忘れずに。 小さくつくるなら、ご飯に具を混ぜ込んだり、ゴマをまぶしたりする のもおすすめ。 |
俵形のおにぎり*手のひらをカーブさせ、
回しながら左右を平に整えていく 俵形は、三角よりもご飯の量を少なめにすると食べやすく、 またきれいににぎることができます。手水と塩をつけ、ご飯を軽く にぎって手のひらにのせ、丸くまとめ、もう一方の手は親指とその ほかの指で左右をつまむようにして側面をつくります。細かく回転 させながら、力を入れすぎないようににぎります。 |
厚焼き卵をふんわりおいしく焼きたい!
POINT ①
ふんわりした厚焼き卵にするには、卵を3個以上使って
厚焼き卵は、卵を何層にも焼き重ねることで、あのふんわり
とした食感が生まれます。卵の量が少ないと、この層自体が薄く なり、火もすぐにとおってしまうので、かたい厚焼き卵になり がち。卵は3個以上使いましょう。最後に形がくずれてしまって、 きれいにまとまらないときは、熱いうちに巻きすで形を整えれば きれに仕上がります。 |
POINT ②
泡立てたり混ぜすぎはNG!卵のコシをほぐすように
卵は箸で、卵黄と卵白が均一になる程度に、軽く切るように
混ぜます。混ぜすぎてしまうと、卵のコシや弾力がなくなって しまうので注意。調味料は、卵に加える前に先に合わせておく と卵とムラなく混ざります。卵3個に対し酒、みりん 各大さじ1、砂糖大さじ1と1/2、塩少しが目安の量です。 |
POINT ③
焦げることを恐れずに焼くのがポイント
砂糖とみりんで甘味を効かせた厚焼き卵はすぐに焦げがちですが、
そのつど火を調節するのは×。中火弱を保ち、フライパンが熱くなり すぎたら、そばにぬれ布巾を用意し、底を当てて冷ましながら焼き ます。また、卵の表面が半熟の状態のうちに手早く巻くのが肝心。 卵の状態をよく見て、タイミングを逃さないようにしましょう。 |
焼き方 |
①フライパンの表面に卵液を垂らし、ジュッと音がする程度に温まったら、中火弱に
して薄く油をひき、調味した卵3個分の卵液1/3を入れる。表面の泡がふくらんで きたら箸でつぶし、均一にする。 ②表面が半熟の状態で巻き始める。フライパンを少し傾けつつ、箸で返しながら 手前に少しずつ巻いていく。 ③あいた部分に薄く油をひき、巻いた卵を箸で持ち上げ、下にも流し込んでいく。 同様に焼いて巻くのを繰り返す。
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株式会社 扶桑社:覚えておきたい!暮らしの基本100 より